同じ家賃6万円で無料期間のない契約と比べれば、1か月無料の家賃差は6万円です。ただし、家賃5.8万円・無料期間なしの別物件と2年間で比べると、家賃だけの差は1万2,000円。無料額だけでなく、毎月の家賃と住む予定期間で結果が変わります。

目次
  1. 無料の6万円から、毎月2,000円の差が積み上がる
  2. 30か月住むと、この例の家賃は同額になる
  3. 管理費や礼金を足すと、1万2,000円の差は逆転もする
  4. 短く住む可能性があるなら、解約条件まで計算する
  5. 「1か月無料」は、いつからいつまでか
  6. 出典・例の条件

無料の6万円から、毎月2,000円の差が積み上がる

以下は実在物件ではない説明用の比較です。Aは家賃60,000円で最初の1か月分が無料、Bは58,000円で無料期間なし。月初から24か月住み、家賃は変わらないものとします。まず家賃だけを比べ、管理費などは後で足します。

同じ24か月での家賃総額
条件A:6万円・1か月無料B:5.8万円・無料なし
最初の1か月0円58,000円
残り23か月60,000円×2358,000円×23
24か月の家賃合計1,380,000円1,392,000円

Aが低いのは12,000円です。Aの通常家賃を24回払う144万円から無料の6万円を引き、Bの139万2,000円と比べた結果です。最初の月だけならBに対して58,000円少なく済みますが、2か月目以降はAが毎月2,000円高くなります。

内見後に契約書を確かめる二人が、引っ越し時の支払いから住む期間の予定へ目を向ける二場面
架空の場面。入居時に必要な金額と、住み続けたときの合計を分けて比べます。

30か月住むと、この例の家賃は同額になる

Aに住む期間が30か月なら、支払う家賃は29か月分で174万円。Bも58,000円×30か月=174万円です。この30か月の比較には更新料などを含めていません。それより長く住み、同じ条件が続けば、毎月の家賃が低いBの方が家賃総額は低くなります。

反対に、引っ越し直後のまとまった支払いを小さくしたいときは、Aの無料期間が助けになります。総額の差が小さくても、支払う時期に意味がある場合です。期間全体の安さと、入居時に用意するお金の少なさを、それぞれ比べます。

管理費や礼金を足すと、1万2,000円の差は逆転もする

両方の管理費が月3,000円なら、どちらにも24回分の72,000円を足します。Aは1,452,000円、Bは1,464,000円で、差は変わりません。しかしAだけ返ってこない初期費用が20,000円多ければ、この比較部分の支払いはAが1,472,000円、Bが1,464,000円となり、Aが8,000円高くなります。

敷金、礼金、仲介手数料、保証料、保険料などは、それぞれの見積もりで確認します。敷金は精算後に戻る可能性があるお金なので、入居時に用意する額には含めつつ、礼金などと同じ「必ず使い切る費用」にはしません。更新をまたぐ比較なら、更新料や保証の更新費用も足します。上の24か月の表は、その後の更新費用を含みません。

短く住む可能性があるなら、解約条件まで計算する

フリーレントは、一定の期間住むことなどを条件にしている場合があります。例として、Aを8か月で退去し、その場合は無料になった家賃1か月分60,000円を払うという条件を置くと、Aの家賃関係の支払いは60,000円×7か月+60,000円=480,000円。Bの8か月分464,000円より16,000円多くなります。

これは条件を説明する仮定で、すべての契約に同じ支払いがあるわけではありません。UR賃貸住宅の公式案内でも、無料期間と継続入居の条件があり、共益費や敷金は別に必要とされています。民間物件を含め、対象費目、継続期間、条件未達時に何を払うかを、募集表示と契約書の両方で確かめます。

「1か月無料」は、いつからいつまでか

月末まで無料なのか、入居日から1か月分なのかで、無料になる日数は変わります。契約開始日、入居日、家賃発生日、更新日、解約の予告期限も同じ日とは限りません。「無料が終わってから2年住める」と思い込まず、住む予定期間を日付でそろえます。

家賃6万円の1か月無料は、同じ条件の契約より家賃6万円分が減る仕組みです。別の部屋と比べるときは、その部屋の月額と住む期間を使います。この例の24か月では差は1万2,000円。そこへ管理費、初期費用、解約や更新の条件を加えると、どちらが自分の予定に合うかを判断できます。

出典・例の条件

資料確認:2026年10月18日。本文の仮定例は、入力値と費用の範囲を明示しています。

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