今回の同じ12kgを洗う比較では、電気・水道代はドラム式が1回約24円、縦型が約39円です。乾燥まで行うドラム式の例は6kgで約39円。12kgの洗濯と6kgの洗濯乾燥は仕事量が違うため、差額をそのまま乾燥代にはできません。
比較できるのは、同じ量を同じコース条件で洗った場合です。ここではパナソニックのドラム式NA-LX129FLと縦型NA-FA12V6について、メーカーが公表する定格12kgの洗濯値を使います。「洗濯だけ」と「洗濯から乾燥まで」は表を分けます。
12kgを洗うだけなら、1回約24円と約39円
| 項目 | ドラム式 NA-LX129FL | 縦型 NA-FA12V6 |
|---|---|---|
| 消費電力量 | 68Wh | 70Wh |
| 電気代 | 2.108円 | 2.170円 |
| 標準使用水量 | 83L | 139L |
| 水道・下水道代 | 21.746円 | 36.418円 |
| 1回合計(1円に丸め) | 約24円 | 約39円 |
計算単価は電気31円/kWh、水道・下水道込み0.262円/Lです。電気はWh÷1,000×31円、水はL×0.262円で計算します。ドラム式は2.108円+21.746円=23.854円、縦型は2.170円+36.418円=38.588円。丸める前の差は14.734円で、この条件では差の大部分が水道・下水道代です。
単価はメーカーが使う税込の目安で、電気は2022年7月改定、水道・下水道は2023年7月改定の値です。2026年10月18日に仕様ページで確認しました。自宅の契約単価、地域、衣類、水温や使い方で実額は変わります。洗剤、本体購入費、手入れの費用は含みません。

乾燥まで行う1回は、6kgの別の計算
ドラム式NA-LX129FLの公表仕様では、洗濯容量は12kgでも乾燥容量は6kgです。定格6kgの洗濯〜乾燥は、標準乾燥800Wh、省エネ乾燥620Wh、標準使用水量は55L。乾燥だけを追加した費用ではなく、洗濯から乾燥まで一連の運転の値です。
| 項目 | 標準乾燥 | 省エネ乾燥 |
|---|---|---|
| 電気代 | 800÷1,000×31=24.80円 | 620÷1,000×31=19.22円 |
| 水道・下水道代 | 55×0.262=14.41円 | 55×0.262=14.41円 |
| 1回合計 | 39.21円(約39円) | 33.63円(約34円) |
| 目安時間 | 約98分 | 約165分 |
省エネ乾燥はこの仕様では1回5.58円低く、目安時間は67分長くなります。運転時間は室温20℃などのメーカー条件で、実際の所要時間は衣類や環境で変動します。早く仕上げたい日と時間に余裕がある日で、選ぶコースも変わります。
乾燥あり・なしの「追加いくら」を、そのまま引けない理由
先ほどの洗濯のみ約24円は12kg、乾燥込み約39円は6kgです。差額約15円を「乾燥だけの料金」とすると、洗った量の違いまで乾燥代へ入ってしまいます。同じ6kgの洗濯のみの公表値がこの比較表にはないため、ここでは乾燥の追加料金を算出していません。6kgだから12kgの費用の半分になるとも仮定しません。
| 行うこと | ドラム式 | 縦型 |
|---|---|---|
| 12kgの洗濯のみ | 約24円 | 約39円 |
| 6kgの洗濯〜標準乾燥 | 約39円 | — 比較対象外 |
| 6kgの洗濯のみから乾燥を加える差額 | — 同量の洗濯値未確認 | — 比較対象外 |
縦型NA-FA12V6の仕様にあるのは化繊2kgの槽・風乾燥で、6kgを乾燥まで仕上げるドラム式の運転とは条件が違います。欄の「—」は0円という意味ではありません。縦型で干して仕上げるなら干す作業があり、浴室乾燥機などを使えば別の機器の費用がかかります。
本体価格差を、洗濯の差だけで戻せるか
本体価格差を仮に10万円、同じ12kgの洗濯を年365回行い、単価と仕様上の差が続くと置きます。実際の販売価格や使用実績ではありません。
14.734円×365回=年5,377.91円。10万円÷5,377.91円は約18.6年です。これは洗濯時の電気・水道代だけで差を埋める機械的な計算で、その期間使えることや回収できることを保証しません。乾燥の利用や修理、手間などを入れていないため、この年数だけで購入を決めることもできません。
洗濯のみなら、今回の同容量2機種では約24円と約39円。乾燥込みはドラム式6kgで約39円、または省エネで約34円です。乾燥を使う家庭は、毎回乾燥する量とコースを先に決めて比較します。同じ量を乾燥まで処理できない機種の欄を0円で埋めると、費用も便利さも比べ違えてしまいます。
出典・例の条件
資料確認:2026年10月18日。本文の仮定例は、入力値と費用の範囲を明示しています。