新居の費用の書類とノートを見比べる二人

家賃を折半するなら、共益費や更新時の費用も含め、何を二人で負担するかを先に決めましょう。

毎月の家賃だけ決めても、更新料や住宅補助の扱いが曖昧なままだと、後から負担感がずれることがあります。契約書と会社の規定を確認し、支払う時期まで整理すると話し合いやすくなります。

目次

折半が最多でも、家賃の分け方は生活費全体で考える

同棲中の生活費は、総額を折半する人が37.8%で最多でしたが、収入の多い側が多く払う人や、費目で担当を分ける人もいます。

同棲経験者の生活費分担(2024年・20〜30代男女312人)

生活費の分担方法回答割合
総額を折半する37.8%
収入が多い側が多く支払う27.6%
費目ごとに担当を決める24.4%
一方が全額支払う9.6%
その他0.6%

これは生活費全体の分担を尋ねた結果で、家賃だけの負担割合ではありません。また、「収入が多い側が多く支払う」は、収入に完全に比例させて分けるという意味までは示していません。

家賃を折半にしていても、光熱費などを片方が多く払えば、共同費全体の負担は同額になりません。家賃の割合を決めるときも、ほかの共同費と各自に残るお金を並べ、無理なく払えるかを確かめましょう。

家賃本体と、それ以外の住居費を分ける

募集画面の家賃ではなく、契約書と請求書にある住居費を一覧にしましょう。

二人で確認する住居費

項目契約書・請求書で見る点
家賃月額・支払期限・支払方法
共益費・管理費家賃と別か、合計でいくらか
更新時の費用更新料・事務手数料などの金額と期限
保証・保険更新時期と、実際の契約内容
付帯費用駐車場などを誰が使うか

国の標準契約書でも、賃料と共益費は別の項目として整理されています。ただし標準契約書はモデルなので、実際の支払条件は自分たちの契約書で確認します。

駐車場を片方だけが使うなら共同負担にするかを別に決めるなど、金額の大きさより利用実態から整理してみましょう。以下の分担方法は、二人で合意するための考え方です。

住宅補助は、受給条件を確かめてから話し合う

住宅補助が出ることと、その分をどう二人の負担に反映するかは、分けて確認しましょう。

会社の制度を使う場合は、賃貸借契約の名義、同居の扱い、提出書類、支給が始まる時期を規定や担当窓口で確認します。補助を受けるために、実際の住まい方と違う申告をしてはいけません。

条件を確認したら、補助を差し引いた住居費を分けるのか、補助も含めた収入全体から負担を決めるのかを話し合います。一方が当然に得をする、損をするという前提で進めず、実際の手取りと支払額を共有しましょう。

異動や転職、休職などで補助が変わるときは、分担を見直す日も決めておきます。確定していない補助を前提に、家賃の高い部屋を契約しないことも大切です。

更新時の請求を、毎月の負担と別に準備する

更新時の費用は、金額だけでなく、支払月と二人が準備する方法まで決めておきましょう。

契約書や更新案内から、更新料・事務手数料・保証や保険の更新費用を確認します。同じ時期に請求されても、すべてが「更新料」という一つの費用とは限りません。

更新費用を話し合う順番
  1. 内訳と期限を確認する

    契約書と更新案内を見比べ、不明な請求は管理会社に確認します。

  2. 負担と準備方法を決める

    共同で積み立てるか、支払月に精算するかを合意します。

  3. 住み替えの予定も共有する

    更新するか決める時期と、退去する場合の連絡期限も確認します。

毎月積み立てる場合も、仮の平均額から決めず、自分たちの契約上の金額と支払日から必要額を考えます。途中で同棲を解消する場合の残高の扱いも、先に決めておくと精算しやすくなります。

契約先への支払いと、二人の送金をつなぐ

貸主への支払期限に間に合うよう、二人の送金日と確認方法を決めましょう。

片方がまとめて払うなら、相手からの送金をいつまでに受けるか、振込手数料をどう扱うか、確認する明細は何かを決めます。口頭だけで済ませず、二人が見られるメモに残しましょう。

二人の間で折半にしても、賃貸借契約の名義や貸主への責任が自動で変わるわけではありません。名義を変えたい場合は、管理会社に必要な手続きを確認します。

最初に決めた割合をずっと守ることより、支払額が変わったときに話し合えることが大切です。家賃改定や補助の変更があったら、明細を基に更新しましょう。

出典

次に確認したいこと

「二人のお金と契約」の記事を探す

← 同棲・二人暮らしの記事一覧へ