新居の費用の書類とノートを見比べる悠と葵

同棲のために貯金を始めたいけれど、いくらあれば部屋探しに進めるのか。契約の費用、引越し、家具や家電まで考えると、目標がつかみにくくなります。

経験者が払った額を予算の正解にせず、二人が払う見積もりと、支払いが来る順番をそろえることから準備できます。

目次
  1. 経験者の初期費用は、暮らしの始め方が違うと比べにくい
  2. 準備するお金を、契約・引越し・物・生活開始後に分ける
  3. 部屋を申し込む前に、契約の見積書を読む
  4. 家具家電は、買う前に持ち寄る物を決める
  5. 二人の貯金と、支払日を同じ表で見る
  6. 「いくら貯めるか」は、確認できた実額から決められる
  7. 出典・確認した範囲

経験者の初期費用は、暮らしの始め方が違うと比べにくい

「経験者で多い金額」と「新居を借りる自分たちに必要な金額」は同じではありません。

goo住宅・不動産は2024年1月、全国の同棲経験がある20〜30代男女654人へ、同棲するときの初期費用を調査しています。新たに二人の家を借りた人と、一方の家で暮らし始めた人を分けた集計ではないため、少額の回答をそのまま新居の必要予算にすることはできません。

調査が示すのは、回答者が選んだ初期費用の区分です。二人の合計か、回答者自身が負担した額かという詳細も確認できないため、この表から二人の必要資金を決めることはできません。

同棲するときにかかった初期費用の回答(2024年1月・654人)
回答した費用の区分割合
100,000円未満22.8%
100,000円〜300,000円未満30.3%
300,000円〜500,000円未満18.8%
500,000円〜1,000,000円未満12.1%
1,000,000円以上3.8%
分からない12.2%

このように、費用の回答だけでは、何にいくら使ったかまでは分かりません。地域、持っている家具家電、引越しの距離、新居契約の有無などが変わると、準備するお金も変わります。合計だけを目標にする前に、自分たちの支払先を整理しましょう。

準備するお金を、契約・引越し・物・生活開始後に分ける

支払いの抜けを探すには、家賃から掛け算するより、実際に頼む相手ごとに集める方が確実です。

見積もりを集める四つのまとまり
まとまり集める情報
新居の契約入居時の見積書。敷金・礼金・仲介手数料・保証料・保険・前家賃など、各項目と支払期日
引越しと今の家二人それぞれの搬出・新居への搬入の見積もり。今の家の退去時期や支払い予定
家具家電・生活用品持ち寄る物を確認してから購入候補の実売価格、配送・設置・処分の料金
生活の始まり入居後の家賃・光熱費など、次の収入までに払う物と、自分たちが残しておくお金

敷金のように精算の可能性があるお金でも、契約時には支払いが必要です。あとから戻るかもしれないことと、今出せるお金は分けます。また、退去する家の敷金返還を、新居の契約日に必ず受け取れるお金として当てにしない方が、支払日で困りにくくなります。

部屋を申し込む前に、契約の見積書を読む

候補の部屋が決まったら、総額だけでなく各項目の金額・内容・支払期日を確認します。

入居時に求められる費用は、物件と契約条件で違います。見積書で名前の分からない費用は、何のサービスか、契約上どう扱うかを担当者へ聞きます。迷っているサービスを入れたままにして、総額だけを値切る話にしないことが大切です。

家賃の発生日と今の家の契約終了日が離れると、二つの家の支払いが重なることがあります。入居希望日だけでなく、現在の契約の解約予告、明け渡し日、家賃の精算方法まで確認します。引越日を変えると見積もりが変わる場合は、候補日ごとに同じ荷物条件で出してもらうと比べやすくなります。

家具家電は、買う前に持ち寄る物を決める

必要な物を全部新品で一度にそろえる前に、二人の持ち物と新居に置けるかを確かめます。

すでに冷蔵庫や洗濯機を持っているなら、使える状態か、新居の搬入・設置が可能かを確認してから購入を考えます。残す物が決まらないまま通販の買い物リストを作ると、同じ用途の物が重なることがあります。

比較に使うのは、本体の表示価格だけでなく配送・設置・旧品の処分までを確認した金額です。急いで必要な物と、住んでから使い方を見て買える物も分けます。安いと思って買った物が部屋に入らない、使わないという出費を避けることが、二人に合う準備につながります。

二人の貯金と、支払日を同じ表で見る

総額を払えるかに加えて、「誰が、いつ立て替えるか」まで決めると、契約直前の行き違いを防げます。

二人で作る支払いメモ(編集部の整理案)
書く欄確認すること
支払先と根拠不動産会社、引越会社、購入店など。見積書や注文画面の日付も残す
金額と確定状況見積額か確定額か。追加で変わり得る項目は相手に確認
支払期日契約、引越し、購入など、実際に引き落とされる日
負担と立替え誰がいくら出すか、立替分をいつ精算するか
支払後に残るお金二人それぞれの生活に必要な支払いが続けられるか

負担を半分にするか、収入や持ち寄る物を考えて変えるかは、二人が納得できる形で決めます。一方の口座から一時的に払うなら、それをその人の全額負担と取り違えないようにメモへ残します。今ある貯金を使い切らないと契約できないなら、物件や時期、購入する物を見直す選択もできます。

「いくら貯めるか」は、確認できた実額から決められる

新居の見積もりと荷物・購入予定がそろえば、二人自身の準備資金の目標が見えてきます。

経験者の分布は、同棲の始め方が一つではないと知るための資料です。自分たちの目標を決めるには、まず候補の契約条件と持ち寄る物を確認し、実際の見積もりを集めます。金額がまだ出ない項目は確認先を決め、見積もりが届いてから目標額を整えていきましょう。

出典・確認した範囲

資料確認日:2026年10月22日。調査は2024年1月、全国の同棲経験のある20〜30代男女654人。元ページは当日のライブ取得でメンテナンス表示となったため、調査主体の検索収録本文で対象・時期・全分布を照合。新規契約と既存住居の同居の内訳、回答額の負担人数は確認できず、二人の予算相場として扱っていません。

この記事の登場人物

悠のイラスト

悠31歳

段取りを考え、家電や住まいの費用を比較して決めたい。

葵のイラスト

葵30歳

料理や二人の家計を、その日の暮らしに合わせて柔軟に整える。

次に確認したいこと

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