
同棲のために貯金を始めたいけれど、いくらあれば部屋探しに進めるのか。契約の費用、引越し、家具や家電まで考えると、目標がつかみにくくなります。
経験者が払った額を予算の正解にせず、二人が払う見積もりと、支払いが来る順番をそろえることから準備できます。
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経験者の初期費用は、暮らしの始め方が違うと比べにくい
「経験者で多い金額」と「新居を借りる自分たちに必要な金額」は同じではありません。
goo住宅・不動産は2024年1月、全国の同棲経験がある20〜30代男女654人へ、同棲するときの初期費用を調査しています。新たに二人の家を借りた人と、一方の家で暮らし始めた人を分けた集計ではないため、少額の回答をそのまま新居の必要予算にすることはできません。
調査が示すのは、回答者が選んだ初期費用の区分です。二人の合計か、回答者自身が負担した額かという詳細も確認できないため、この表から二人の必要資金を決めることはできません。
| 回答した費用の区分 | 割合 |
|---|---|
| 100,000円未満 | 22.8% |
| 100,000円〜300,000円未満 | 30.3% |
| 300,000円〜500,000円未満 | 18.8% |
| 500,000円〜1,000,000円未満 | 12.1% |
| 1,000,000円以上 | 3.8% |
| 分からない | 12.2% |
このように、費用の回答だけでは、何にいくら使ったかまでは分かりません。地域、持っている家具家電、引越しの距離、新居契約の有無などが変わると、準備するお金も変わります。合計だけを目標にする前に、自分たちの支払先を整理しましょう。
準備するお金を、契約・引越し・物・生活開始後に分ける
支払いの抜けを探すには、家賃から掛け算するより、実際に頼む相手ごとに集める方が確実です。
| まとまり | 集める情報 |
|---|---|
| 新居の契約 | 入居時の見積書。敷金・礼金・仲介手数料・保証料・保険・前家賃など、各項目と支払期日 |
| 引越しと今の家 | 二人それぞれの搬出・新居への搬入の見積もり。今の家の退去時期や支払い予定 |
| 家具家電・生活用品 | 持ち寄る物を確認してから購入候補の実売価格、配送・設置・処分の料金 |
| 生活の始まり | 入居後の家賃・光熱費など、次の収入までに払う物と、自分たちが残しておくお金 |
敷金のように精算の可能性があるお金でも、契約時には支払いが必要です。あとから戻るかもしれないことと、今出せるお金は分けます。また、退去する家の敷金返還を、新居の契約日に必ず受け取れるお金として当てにしない方が、支払日で困りにくくなります。
部屋を申し込む前に、契約の見積書を読む
候補の部屋が決まったら、総額だけでなく各項目の金額・内容・支払期日を確認します。
入居時に求められる費用は、物件と契約条件で違います。見積書で名前の分からない費用は、何のサービスか、契約上どう扱うかを担当者へ聞きます。迷っているサービスを入れたままにして、総額だけを値切る話にしないことが大切です。
家賃の発生日と今の家の契約終了日が離れると、二つの家の支払いが重なることがあります。入居希望日だけでなく、現在の契約の解約予告、明け渡し日、家賃の精算方法まで確認します。引越日を変えると見積もりが変わる場合は、候補日ごとに同じ荷物条件で出してもらうと比べやすくなります。
家具家電は、買う前に持ち寄る物を決める
必要な物を全部新品で一度にそろえる前に、二人の持ち物と新居に置けるかを確かめます。
すでに冷蔵庫や洗濯機を持っているなら、使える状態か、新居の搬入・設置が可能かを確認してから購入を考えます。残す物が決まらないまま通販の買い物リストを作ると、同じ用途の物が重なることがあります。
比較に使うのは、本体の表示価格だけでなく配送・設置・旧品の処分までを確認した金額です。急いで必要な物と、住んでから使い方を見て買える物も分けます。安いと思って買った物が部屋に入らない、使わないという出費を避けることが、二人に合う準備につながります。
二人の貯金と、支払日を同じ表で見る
総額を払えるかに加えて、「誰が、いつ立て替えるか」まで決めると、契約直前の行き違いを防げます。
| 書く欄 | 確認すること |
|---|---|
| 支払先と根拠 | 不動産会社、引越会社、購入店など。見積書や注文画面の日付も残す |
| 金額と確定状況 | 見積額か確定額か。追加で変わり得る項目は相手に確認 |
| 支払期日 | 契約、引越し、購入など、実際に引き落とされる日 |
| 負担と立替え | 誰がいくら出すか、立替分をいつ精算するか |
| 支払後に残るお金 | 二人それぞれの生活に必要な支払いが続けられるか |
負担を半分にするか、収入や持ち寄る物を考えて変えるかは、二人が納得できる形で決めます。一方の口座から一時的に払うなら、それをその人の全額負担と取り違えないようにメモへ残します。今ある貯金を使い切らないと契約できないなら、物件や時期、購入する物を見直す選択もできます。
「いくら貯めるか」は、確認できた実額から決められる
新居の見積もりと荷物・購入予定がそろえば、二人自身の準備資金の目標が見えてきます。
経験者の分布は、同棲の始め方が一つではないと知るための資料です。自分たちの目標を決めるには、まず候補の契約条件と持ち寄る物を確認し、実際の見積もりを集めます。金額がまだ出ない項目は確認先を決め、見積もりが届いてから目標額を整えていきましょう。
出典・確認した範囲
資料確認日:2026年10月22日。調査は2024年1月、全国の同棲経験のある20〜30代男女654人。元ページは当日のライブ取得でメンテナンス表示となったため、調査主体の検索収録本文で対象・時期・全分布を照合。新規契約と既存住居の同居の内訳、回答額の負担人数は確認できず、二人の予算相場として扱っていません。
この記事の登場人物

悠31歳
段取りを考え、家電や住まいの費用を比較して決めたい。

葵30歳
料理や二人の家計を、その日の暮らしに合わせて柔軟に整える。