
電源タップは、壊れていなければずっと使える気がします。家具の裏に置いたまま、いつ買ったか思い出せない物もあるのではないでしょうか。けれど、電気が流れることと、傷まず使えていることは別です。
年数は目安。焦げ・緩み・傷みがあれば先に交換する
まだ電源が入っても、変色や焦げ、ひび、差込口の緩みなどがあれば使い続けず、交換を考えます。
オーム電機は、使用開始からおおむね3〜5年での交換と、年1回以上の確認を案内しています。これは同社の案内で、すべてのタップがその年数まで安全に使えるという保証ではありません。水気・熱・荷重・抜き差しの頻度などでも状態は変わります。
| 見つけた状態 | 次にすること |
|---|---|
| 本体やプラグが茶色い・焦げている | 使用を中止。テープで覆って使い続けない |
| コードや本体に傷・ひびがある | 使用を中止。内部の傷みを自分で分解して確かめない |
| 差込口が緩い・接触が不安定 | 使用を中止。通電中にコードを動かして試さない |
| プラグにほこりがたまっている | 電源を切り、プラグを抜いてから製品の案内に沿って清掃 |
異臭や異常な熱があるときは、触って温度を確かめ続けないでください。安全にできる範囲で接続機器の使用を止め、販売店やメーカーへ相談します。煙や火が出た場合は、その場の安全確保と消防への連絡を優先します。
買い替えは、口数より接続する機器から決める
つなぐ機器の消費電力と、機器側が延長コードを使えるかを先に確認します。
差込口が余っていることは、まだ電力に余裕があるという意味ではありません。タップ本体に書かれた許容電力・電流を確認し、接続する機器の定格を合わせて見ます。エアコンなどタップを使えない機器や、暖房・調理家電など説明書で禁止している機器もあります。
机の充電器をまとめたいのか、家電へ延長したいのかを分けると、必要な口数と長さが決まります。大きな充電器を隣り合わせで挿せるか、スイッチの位置を日常的に操作できるかも見ましょう。
長すぎるコードを束ねて使う前提にしない
コードは必要な長さを選び、家具の下敷きや扉の挟み込みを避けて配線します。
余りを固く束ねる、何本も継ぎ足す、カーペットで覆うなどの使い方は避けます。熱がこもる場所、水がかかる場所、プラグに引っ張る力がかかる場所を見直してから買うと、新品でも同じ傷み方をしにくくなります。
差込口を増やすためにタップへさらにタップを足すより、壁のコンセントから使える範囲で機器の置き方を見直します。必要なコンセントが足りない場合は、電気工事店などへ相談する方法もあります。
交換した日を残し、掃除のときに一緒に見る
新品に替えたら使用開始日を控え、家具の裏も確認できる置き方にしておきます。
点検のために毎回大きな家具を動かさなければ見えない場所だと、ほこりや変色に気付きにくくなります。差込口が緩んでいないか、配線が押しつぶされていないかを、部屋の掃除と一緒に見られると続けやすくなります。
買い物の前に、今使っているタップの表示と接続機器を写真に残すと、店頭で必要な長さ・容量を伝えやすくなります。古い物の処分は自治体の分別を確認してください。
この記事の登場人物

悠31歳
段取りを考え、家電や住まいの費用を比較して決めたい。