引越しの見積書と予定表を見比べる楓

引越しの日を少しずらせば安くなると聞いても、仕事や入居日があると迷います。比較するときに大切なのは、単身と家族、近距離と長距離を混ぜないことです。過去の実際の料金では、同じ人数・距離の区分でも繁忙期に高くなる傾向があります。今の金額は、自分の条件で日程違いの見積もりを取って確かめます。

目次
  1. まず、人数と距離がそろった過去の料金を見る
  2. 長距離へ動く人は、近距離の金額を予算にしない
  3. 日をずらせるなら、同じ条件で複数の日程を聞く
  4. 引越し代を下げるために、別の出費が増えないか
  5. 出典・確認した範囲

まず、人数と距離がそろった過去の料金を見る

ここで示すのは2012〜2013年の利用者集計です。今の相場表ではなく、時期の違いを見るための過去データです。

引越し侍が2014年に公表した集計は、同サイトで予約・見積もり依頼をした全国の利用者データに基づきます。繁忙期は3月15日〜4月7日、通常期はそれ以外としています。「3月ならすべて同じ料金」という調査ではありません。まず移動距離20km以内にそろえて見てみましょう。

20km以内の引越し平均料金(2012〜2013年の集計)
通常期:灰色/繁忙期(3月15日〜4月7日):橙色。棒は0円を起点に同じ縮尺。
単身
通常期 34,584円
繁忙期 51,959円
2人
通常期 63,780円
繁忙期 100,817円
3人以上
通常期 78,083円
繁忙期 125,816円

同じ20km以内でも、荷物の量や作業内容が全員同じではありません。また、一括見積もりサイト等の利用者の集計で、全国のすべての引越しを代表する統計ではありません。それでも、単身・2人・3人以上を分けると、人数も時期も混ぜた平均より自分の引越しに近い見方ができます。

長距離へ動く人は、近距離の金額を予算にしない

距離の区分を変えると料金も変わるため、引越し先までの距離と世帯人数を合わせて読みます。

同じ2012〜2013年集計・51〜100kmの平均料金
人数通常期繁忙期
単身46,626円72,748円
2人85,966円144,623円
3人以上99,993円182,053円

この表を、現在の予算としてそのまま使うことはできません。住宅の階数、エレベーター、トラックの停車場所、大型家具の搬出入などでも作業が変わります。金額の古さを埋めるために一律の値上がり率を足すのではなく、自分の条件を書き出して、現時点の見積もりを集めましょう。

日をずらせるなら、同じ条件で複数の日程を聞く

荷物や作業範囲は同じにして、希望日と動かせる日を伝えると、時期の差を比較しやすくなります。

見積もりでそろえる条件
条件伝える内容
日程必須の入居日・退去日、動かせる幅、時間指定の要否
運ぶ物大きな家具家電、箱の見込み、処分や別送する物
建物階数、エレベーター、搬入口、周辺道路と停車条件
頼む作業梱包・開梱、エアコン脱着、洗濯機接続などの範囲
見積書総額、追加が発生する条件、変更・取消しの条件

時間おまかせ等の条件なら負担が変わることがありますが、到着時間が読めないと鍵の受取りや仕事に支障が出る場合もあります。金額だけでなく、当日の自分が対応できる範囲で選びます。繁忙期を外しても必ず安くなると決めず、実際の提示額で確認してください。

引越し代を下げるために、別の出費が増えないか

引越し料金と、日程を変えることで増える住居費や移動の負担を一緒に見て決めます。

安い日に合わせて旧居と新居の家賃が重なるなら、その実額も確認します。家族の通学・勤務、荷物が届くまでの寝具や生活用品、立会いが必要な手続きも日程表へ入れると、無理な変更を避けやすくなります。

まず「動かせない日」と「相談できる日」を分けて、見積もり時に伝えてみてください。過去の平均額を当てはめるより、自分が選べる日程の中で、作業と費用を比べる方が具体的な節約につながります。

出典・確認した範囲

資料確認日:2026年10月22日。料金は2012〜2013年の過去データ。2026年の予測額や掲載ページの更新日を調査年として使用していません。

この記事の登場人物

楓のイラスト

楓20歳

授業とアルバイトの合間に、教材費や趣味のお金をやりくりする。

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