パソコンのWordとExcelの学習資料を見て、受ける科目を考える楓

仕事でWordやExcelを使い始め、MOSを受けてみたい。でも「一般」「上級」「365」「2019」が並ぶと、どこから選べばよいか迷います。まず仕事で身につけたい操作と、練習できるOfficeの版に合わせて、一つの科目を選びます。

目次
  1. MOSは、Officeの操作を実際に行う試験
  2. 一般と上級では、作るもの・管理する範囲が違う
  3. 365と2019は、練習する環境もそろえる
  4. 試験時間と受験料を、科目ごとに準備する
  5. 日程は会場で選ぶ随時試験が使える
  6. 合格基準は固定の点数として公表されていない
  7. 読むだけで終えず、操作とやり直しで覚える
  8. 出典・確認した範囲

MOSは、Officeの操作を実際に行う試験

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、WordやExcelなどの利用スキルを証明する資格です。ソフトの知識を選択問題で答えるだけではなく、会場のパソコンで指示された操作を行う実技試験です。WordとExcelは別の科目で、さらに一般レベルと上級レベル(エキスパート)に分かれています。

Word一般に合格すればExcelも認定されるわけではありません。複数科目の取得で得られる「MOS Associate」「MOS Expert」という称号も、単科目のWord Expert等とは別です。初めての人は、称号を先にそろえるより、今必要な科目を確かめましょう。

一般と上級では、作るもの・管理する範囲が違う

普段使う文書や表の基礎を固めたいなら一般、複雑な設定やデータ管理を扱いたいなら上級が候補になります。

MOS 365のWord・Excel:操作範囲を選ぶ目安
科目一般レベル上級レベル
Word文字・段落の書式、表・箇条書き、図、参考資料、共同作業など文書の設定、スタイル、索引・目次等の高度な参照機能、フォーム等の管理
Excelセル・範囲、テーブル、数式と基本的な関数、グラフなど入力規則や高度な条件付き書式、複雑な数式、ピボットテーブル・高度なグラフなど

上は選択のための概要です。申し込む科目の公式「出題範囲」を開いて、具体的な項目を照合してください。上級は一般の合格が受験条件ではなく、直接受験できます。ただし、基本操作が不安なまま難しい関数だけ暗記しても、作業の途中でつまずきやすくなります。

365と2019は、練習する環境もそろえる

現在の試験にはMOS 365とMOS 2019があります。WordとExcelそれぞれで、一般・上級の科目を選びます。教材の版、練習するソフトの版、申し込む試験の版をそろえると、画面や機能の違いで迷いにくくなります。

MOSの試験環境はWindows版です。Mac版やブラウザ版だけで練習している人は、試験と同じ操作を確認できる環境があるかを先に考えます。どちらが新しいかだけで決めず、職場の環境や、利用できる教材・パソコンを見て選んでください。

試験時間と受験料を、科目ごとに準備する

Word・Excelの各科目は50分で、一科目ごとに受験料が必要です。

MOS 365の4科目の公式案内(税込)
項目内容
対象Word一般、Word Expert、Excel一般、Excel Expert
方式・時間会場パソコンで行う実技試験(CBT)、各50分
一般価格各12,980円
学割価格各9,680円。対象と証明書の条件を確認
受験資格年齢・国籍等の制限なし。未成年は保護者の同意が必要

教材代や、練習するOffice・パソコンの費用は別です。2019を選ぶ場合も、対象科目の料金案内を申込前に確認してください。学生証等の持ち物、本人確認書類、サーティポートIDと資格認定プログラムへの登録も公式の受験案内で準備します。

日程は会場で選ぶ随時試験が使える

随時試験は、会場ごとに試験日と申込方法・締切を設定します。公式の会場検索から、希望する科目と版を実施している会場を探し、会場へ直接申し込みます。全国一斉試験は2026年12月で終了するため、これからの受験計画は最新の実施案内で確認します。

確認時点の最後の全国一斉試験は2026年12月13日、申込受付は10月13日〜11月16日です。随時試験は引き続き実施されます。申込み後の試験日・科目の変更や返金ができないため、科目、版、日時、移動できる場所を支払前に見直してください。

合格基準は固定の点数として公表されていない

公式FAQでは、各科目の合格点は公開していないと案内しています。1,000点満点で550〜850点の範囲が目安とされていますが、更新等で変わる場合があります。「何点なら必ず合格」と決めつけず、出題範囲の操作を実行できる状態を目指します。

試験終了後に結果を確認できます。ネット上の合格率や「誰でも簡単」という言葉を、自分の準備期間の保証にしないでください。

読むだけで終えず、操作とやり直しで覚える

教材を一周した回数より、説明を見ずに目的の操作を再現できるかを確認します。

まず公式の出題範囲を、できる・手順を見ればできる・未経験に分けます。対象版の教材と練習ファイルで、Wordなら段落やスタイルを実際に変え、Excelなら数式を入力して結果まで確認します。間違えたら「指示の読み違い」「操作の場所」「数式や参照」のどこで止まったかをメモして、同じファイルを最初からやり直します。

一通り操作できたら、50分を計って模擬問題に取り組みます。終わらなかった項目を練習へ戻し、保存や画面切替を含めて落ち着いて扱えるかを確かめます。必要な学習時間は経験と科目によって違います。資格を取った後も、実際の仕事の文書や表へ応用できることを目標にしましょう。

この記事の登場人物

楓のイラスト

楓20歳

授業とアルバイトの合間に、教材費や趣味のお金をやりくりする。

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