室内から閉じた窓の鍵を慎重に確認する拓海

一人の部屋で物音がすると、不安になることがあります。全ての対策を一度にそろえなくても、毎日使う玄関と窓から見直せます。在宅中も施錠し、来訪者はドアを開ける前に確認することから始めましょう。

目次
  1. 侵入窃盗は減り続けているわけではない
  2. ごみ出しの短い外出でも、玄関を施錠する
  3. 二階以上でも、窓とベランダの鍵を確かめる
  4. 点検や配達は、名乗られてもすぐ開けない
  5. 不審なことが起きたら、安全な場所から相談する
  6. 出典・確認した範囲

侵入窃盗は減り続けているわけではない

警察庁の統計では、住宅で発生した侵入窃盗は2025年に18,007件。2024年の16,962件から増加しています。件数の推移は被害の存在を知る資料で、自分の部屋が被害に遭う確率ではありません。

住宅で発生した侵入窃盗の認知件数(全国)
0件20,000件
2022年
16,524件
2023年
18,379件
2024年
16,962件
2025年
18,007件

出典:警察庁「令和7年の刑法犯に関する統計資料」図表2-2-1-1、本文28頁。住宅は一戸建て、4階建以上共同住宅、3階建以下共同住宅。世帯数を分母とした率ではなく、認知件数を示しています。ここでは住宅で発生した分を取り出して示しています。

ごみ出しの短い外出でも、玄関を施錠する

静岡県警は、郵便物を取りに行く、ごみを捨てるといった短時間でも施錠するよう案内しています。「すぐ戻る」「家にいる」時も、玄関の鍵を閉める習慣を基本にします。

帰宅したら鍵を閉めてから荷物を片付けます。オートロックは共用入口の対策で、自分の部屋の鍵の代わりにはなりません。共連れなどの侵入もあるため、建物へ入るときや玄関を開ける前は周囲を見て、不審な状況なら一人で確かめに行かず安全な場所へ移動します。

二階以上でも、窓とベランダの鍵を確かめる

高い階だから窓を開けたままでよい、とは考えないでください。

県警は足場やベランダから上の階へ侵入された例も示しています。外出前・就寝前に、普段開ける窓だけでなく、浴室や小窓も確認しましょう。補助錠や防犯フィルム等を追加する場合は、窓の構造と製品の使用条件、賃貸の取付許可を確認します。避難に使う窓や経路を塞ぐ取り付けは避けます。

点検や配達は、名乗られてもすぐ開けない

来訪者の身元と用件は、施錠したドア越しやインターホンで確認します。

予定のない設備点検や管理会社を名乗る訪問なら、その場の相手から渡された番号だけでなく、普段使う管理会社の連絡先へ確認できます。荷物は利用できる受取方法を選び、知らない人へ一人暮らしであることや生活時間を詳しく伝える必要はありません。予定のない来訪では、ドアを開けずに身元を確かめる手順を決めておきましょう。

不審なことが起きたら、安全な場所から相談する

無理に相手と対峙せず、侵入などの緊急時は110番へ連絡してください。

帰宅時に窓や鍵が壊れている、室内の様子が違うと感じたら、そのまま中へ入って確認しようとせず、安全な場所へ移動します。今日できるのは、鍵の確認、管理会社の連絡先の保存、予定外の訪問への対応を決めることです。対策をしても被害に遭うことはあり、被害を本人の注意不足と決めつけるものではありません。

出典・確認した範囲

資料確認日:2026年10月22日。住宅で発生した侵入窃盗の認知件数を、警察庁の原表から掲載しています。

この記事の登場人物

拓海のイラスト

拓海24歳

家賃や通信費を整理し、少しずつ貯蓄を始めたい。

次に確認したいこと

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