
「3歳から保育料が無料」と聞いていたのに、園から給食費や用品代の案内が届いた。制度の対象になる利用料と、園で生活するための実費を分けると、見通しを立てやすくなります。
幼児教育・保育の無償化は、園に払うすべての費用がなくなる制度ではありません。対象になる基本の利用料と、給食・送迎・預かりの条件を分けて確認します。
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同じ「3歳」でも、施設で始まる時期が違う
認可保育所などは原則3歳児クラスから、幼稚園は満3歳からという違いを確認します。
国の制度では、幼稚園・保育所・認定こども園などを利用する3歳から5歳の子どもが対象です。保育所などでは、原則として満3歳になった後の最初の4月から、小学校に入る前までが対象期間になります。幼稚園は満3歳から対象になります。
0歳から2歳でも、住民税非課税世帯の子どもなど国の対象条件があります。自治体独自の拡充もあるため、「3歳未満は全員有料」とも決めつけられません。園の種類、子どもの年齢・クラス、自治体の制度を組み合わせて確認します。
毎月の請求は「利用料」と「実費」に分けて読む
園の請求明細で、何の費用か分かる名前と、毎月かその都度かを確かめましょう。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 給食費 | 主食と副食の金額。副食費の免除条件に該当するか |
| 通園の送迎費 | バスなどを使う場合の負担、使わない場合の扱い |
| 教材・制服・行事など | 購入・参加が必要なもの、年度初めと毎月の支払いの違い |
| 延長保育・預かり保育 | 認定や施設による対象の違い、利用時間と上限 |
| 基本の利用料 | 施設の種類に応じた対象額。上限を超える負担の有無 |
国の案内では、送迎費、食材料費、行事費などは原則として保護者の負担です。園での費目や金額は異なります。月の合計だけで比べるより、給食やバスを使う予定、制服を買う時期など、自分の使い方に沿って明細を見ます。
給食は、主食と副食の扱いを確認する
給食費の案内では、ご飯やパンなどの主食と、おかず・おやつなどの副食を分けて確認します。
3歳から5歳の食材料費は原則として保護者負担ですが、所得や多子世帯に関する条件により、副食費が免除される場合があります。給食費全体がどの家庭でも無料になる、という意味ではありません。
第何子と数えるかなどの条件も含め、自治体と園の案内を見て、自分の家庭が対象かを確かめます。「上の子のときと同じ」「子どもが3人いれば自動的に全部無料」と判断せず、申請や確認書類が必要かも聞いてください。
保育所の延長と、幼稚園の預かりは別に考える
仕事の終わる時刻まで利用したいときは、通常時間を超えた部分が何の制度になるかを聞きます。
認可保育所や認定こども園の延長保育は、国の無償化の対象に含まれません。一方、幼稚園の預かり保育は、保育の必要性の認定を受けるなどの条件を満たす場合に、利用日数に応じた上限の範囲で対象になります。
「預かり」という呼び方が同じでも、認定や対象施設の条件が違います。利用したい曜日、送迎できる時刻、長期休業中の予定を園へ伝え、基本の利用料に加えて何がかかるか、自治体へどの申請が必要かを確かめましょう。
園を決める前は、実際の費用表と支払方法をもらう
通常月の費用だけでなく、年度初めの購入費、長期休業中の預かり、払い戻しの時期まで確認します。
新制度に移行していない幼稚園などでは、利用料に国の上限額があります。国の案内では月額25700円までで、入園料も入園初年度の月額に換算して対象に算入します。施設の利用料と上限の差があれば、自己負担が残ります。
無償化の支払い方法も、一度園に払って後から戻る方法など、施設や自治体により異なります。認定手続きが済んだか、領収書や提供証明書を保管する必要があるか、いつ返金されるかを確認しましょう。資料がそろったら、給食や送迎、延長の自分の予定を重ねて、無理なく通い続けられるかを見てください。
この記事の登場人物

咲31歳
家族の使いやすさを第一に、買う物を選ぶ。