現金を引き出すたびに手数料がかかるなら、銀行を変える前に、今使っているATM・入出金の金額・残っている無料回数を見てみましょう。同じ口座でも使い方で料金が変わり、入金無料の条件が出金には使えないこともあります。
まず「現金を入れる」「引き出す」「他の口座へ振り込む」を分ける。この整理だけでも、どの手数料を減らしたいのかがはっきりします。

目次 +
入金・出金・振込の無料条件は別々に見る
| 操作 | 確認する料金 |
|---|---|
| ATMで現金を預ける | 入金の無料条件・ATMごとの料金 |
| ATMで現金を引き出す | 出金の無料回数・金額・時間帯 |
| 別の口座へ送る | 同じ銀行か他行か、ネットかATMか、振込無料回数 |
「ATM無料」という案内だけでは、振込まで無料とは分かりません。逆にネット振込が無料でも、現金の引き出しには料金がかかることがあります。銀行アプリや明細で、前回の手数料がどの操作に対して付いたかを見ます。
3万円以上で無料でも、入金だけの口座がある
| 操作・条件 | 楽天銀行 | PayPay銀行 |
|---|---|---|
| 入金3万円以上 | 無料 | 無料 |
| 出金3万円以上 | 無料回数がなければ220円 | 無料 |
| 3万円未満の入出金 | 無料回数がなければ220円 | それぞれ月1回目は無料、2回目以降165円 |
2026年10月21日確認。楽天銀行は会員ステージ等による無料回数を利用でき、PayPay銀行は月初の入金と出金がそれぞれ1回無料。ATMが違う場合の料金は各行公式表で確認してください。
この例では、3万円以上という条件が出金にも使えるかで違いが出ます。入金の欄を見て「引き出しも無料」と思い込むと、手数料を払う原因になります。
ただし、無料にするためだけに必要以上の現金を持ち歩くことが目的ではありません。普段使う現金の量を把握し、無料回数の範囲で無理なく引き出すか、いつもの買い物で現金が必要な場面をまとめる方が続けやすい見直しです。
無料回数は「最大」より、自分に適用される回数を見る
会員ステージに応じて最大月7回無料という仕組みでも、全員が7回使えるわけではありません。残高や取引状況、サービスへの登録などで条件が変わります。銀行アプリで現在のステージと残り回数を確認しましょう。
無料回数を増やすために、日々の支払いに必要な資金まで動かしたり、不要な有料サービスへ入ったりすると、手数料以外の負担が増えることがあります。既に満たしている条件を使うところから始めます。
振込はATMへ行く前に、ネット側の条件を確認
振込にも、同じ銀行宛てか他行宛てか、操作する経路による違いがあります。公式料金の一例では、ネットからの他行宛て振込は無料回数がなければ145円。給与・賞与・公的年金の受取などの条件で、翌月の振込無料回数を使える場合もあります。
ここでいう振込無料回数と、ATMの入出金無料回数は別です。家賃や家族への送金で毎月払っているなら、送金先と回数を明細で確かめ、現在の口座でネット振込の優遇を使えるか調べましょう。
| 今の状況 | 次の判断 |
|---|---|
| 近くのATMで無料条件を満たせる | 使うATM・回数・日程を変えて試す |
| 給与受取など既存の条件を使っていない | 登録や適用月を確認し、次月の料金を見る |
| 必要な少額出金で毎回料金がかかる | 生活圏で使える別口座の無料条件と比較する |
| 候補の無料ATMが遠い | 移動の手間も考え、今の口座で減らせる費用を先に確認する |
銀行を変えるなら、引落し先を移す前に試す
候補の口座で、近くのATMが対応しているか、利用時間と無料条件が生活に合うかを確認します。ネットだけでなく、困ったときの問い合わせ方法も見ておきます。
給与受取や家賃・カードの引落しを移す場合は、変更が反映される月を確認し、旧口座の支払いが残っていないかを確かめてから整理します。手数料を減らすための変更で、引落し不能を起こさない順番が大切です。
無料条件を、入金・出金・振込に分けて自分の利用履歴へ当てる。今の口座で直せる使い方を試し、それでも必要な利用に料金がかかるなら、生活圏に合う口座変更を考えましょう。
出典・確認した範囲
資料確認日:2026年10月21日。2行の公表料金で仕組みの違いを示す例で、全銀行の最安ランキングではありません。個人口座の手数料は税込。適用条件・料金改定は利用前に公式表示で確認します。
この記事の登場人物

紗良23歳
仕事帰りの買い物を手軽にしながら、自分に合う節約を探す。