
水道代が急に上がったら、まず検針票の「使用水量」と「対象期間」を前回と比べます。水量も増えていて心当たりがなければ、水漏れを確認しましょう。
床まで水が広がる、壁や天井から水が出る場合は、請求書の比較より先に管理会社などの緊急窓口へ連絡してください。水を使っていないときのメーターの動きは、水漏れを疑う手がかりになります。
目次
請求額と使用水量を分けて比べる
金額が上がったことと、水を多く使ったことは同じではありません。
検針票と前回の明細で見る欄
| 確認するもの | 見るところ |
|---|---|
| 対象期間 | 前回と今回の検針日 |
| 使用水量 | 立方メートル(m³)の増減 |
| 請求の内訳 | 水道料金・下水道使用料 |
| 請求先 | 水道事業者・管理会社 |
検針の間隔や対象期間が違えば、総額だけでは比べにくくなります。同じ季節の過去の明細もあれば並べ、来客、在宅時間、洗濯や入浴の変化を振り返りましょう。
水量がほぼ同じなのに金額が増えたときは、料金改定や割引・減免の変更、精算分などがないか、請求元へ内訳を照会します。地域によって料金の仕組みが違うため、他地域の料金表で自分の請求を計算し直すのは避けます。
水を使わない状態で、メーターの動きを見る
すべての水の使用を止めてもパイロットが動いていれば、水漏れの可能性があります。
水を使う設備を止める
蛇口を閉め、洗濯機の給水やトイレのタンクへの給水も終わった状態にする。
自分のメーターを確認する
集合住宅では部屋番号などを照合。分からなければ管理会社に場所を聞く。
小さな回転表示を見る
水の流れを示すパイロットが動くかを確認し、日時と状態を記録する。
確認中に元栓を閉めると、水の流れ自体が止まり、普段の状態での確認になりません。元栓操作が必要な緊急時は、点検より止水と連絡を優先します。共用の栓や用途の分からないバルブには触れないでください。
メーターの種類で表示が違います。見方が分からない、動きがはっきりしない場合は、検針票にある窓口へ相談しましょう。動かなかったとしても、その時点で流れが見えなかっただけで、断続的な漏水まで否定するものではありません。
賃貸は管理会社へ、料金の疑問は請求元へ
水漏れが疑われる賃貸設備は、管理会社へ状態を伝えてから修理の手配と費用負担を確認します。
トイレの便器へ水が流れ続ける音、蛇口の滴下、シンク下の湿りなど、見える範囲の異常も記録します。配管を分解したり、見えない場所を無理に開けたりする必要はありません。
管理会社には、使用水量の増加、パイロットの動き、濡れている場所、気付いた日時を伝えます。家主側の手配先があるか、誰が修理を依頼するかを確認してください。道路側やメーター付近の漏水、連絡先が分からない場合は、地域の水道窓口にも相談できます。
漏水の修理後は、料金減額の対象かを相談
漏水分の料金がすべて戻る全国共通の制度はありません。地域の制度と、漏れた場所・修理の条件を確認します。
例えば横浜市には、一定の条件を満たす漏水について、修繕後の申請で水量の一部を減らして料金を計算する制度があります。漏れた水量がすべて免除される制度ではなく、修理費の補助とも異なります。
自分の地域の窓口に、対象となる漏水、申請期限、必要書類を聞きます。修理箇所が分かる報告書や領収書、修理前後の検針票は残しておきましょう。支払い期限が近い場合も、自己判断で未払いにせず、請求元へ対応を相談してください。