中古の冷蔵庫と洗濯機の前で、本体の表示を確認する蓮

冷蔵庫と洗濯機を安くそろえたい。中古なら予算に収まりそうでも、すぐ故障したり、家に入らなかったりしたら困ります。製品の状態を確かめた上で、運ぶ・設置する・不具合時に対応してもらう費用まで確認して選びましょう。

目次
  1. 冷蔵庫は13.1年、洗濯機は10.1年が買替え前の平均
  2. 壊れたら粗大ごみではなく、リサイクル料金と運搬費が必要
  3. まず、型番と製造年が分かる写真を確認する
  4. 動くという説明だけで、点検済みとは考えない
  5. リコールは、中古でも型番から調べる
  6. 購入価格に、配送・設置と搬入条件を足して見る
  7. 届いてからの不具合を、誰へいつまでに伝えるかを見る
  8. 出典・確認した範囲

冷蔵庫は13.1年、洗濯機は10.1年が買替え前の平均

内閣府の2026年3月消費動向調査では、2025年4月〜2026年3月に買い替えた二人以上世帯の、前の製品の平均使用年数は次のとおりです。

買い替えた世帯が前の製品を使った平均年数
製品平均使用年数
電気冷蔵庫13.1年
電気洗濯機10.1年

これは買い替えた世帯の調査平均で、故障する年齢や、その中古品をあと何年使えるかの保証ではありません。製造年が古く、履歴や保証が分からない個体は、故障して買い直す場合の負担まで考えて選びます。平均から製造後年数を引いて「残り寿命」を計算することはできません。

壊れたら粗大ごみではなく、リサイクル料金と運搬費が必要

家庭用の冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象です。通常の粗大ごみ券で出す扱いではありません。購入価格だけでなく、故障したときのリサイクル料金と収集運搬費も見込んでおきましょう。

税込の処分料金の確認例:メーカー・容量別、運搬費は別
製品リサイクル料金の例
冷蔵庫・170L以下3,740円
冷蔵庫・171L以上4,730円
洗濯機・衣類乾燥機2,530円

表はある主要メーカーの公表料金で、同じ品目でもメーカーにより異なります。対象のメーカーと容量を、家電リサイクル券センターの表で確認します。

東京23区の回収受付窓口が示す目安では、収集運搬費は冷蔵庫・洗濯機とも4,000円。表のリサイクル料金と合わせると、冷蔵庫170L以下7,740円、171L以上8,730円、洗濯機6,530円という例になります。全国一律の総額ではなく、室内からの搬出や取り外しの作業料金も別に確認が必要です。

買い替えなら購入店へ、処分だけで購入店が分からない場合は自治体が案内する窓口へ依頼します。自分で指定引取場所へ持ち込める場合は収集運搬を別途依頼せずに済みますが、重量物を無理に運ばず、受付と家電リサイクル券の手順を確認してください。

まず、型番と製造年が分かる写真を確認する

見た目がきれいでも、いつ作られ、どう使われた物かは分かりません。本体の銘板等にあるメーカー、型番、製造年を、出品文だけでなく写真でも確認します。商品を特定できる情報がそろうと、説明書・リコール・修理窓口を調べられます。

製造年と、売主が使い始めた年は別です。購入時期、使用期間、保管期間、修理や改造、気になる症状の有無も聞きます。分からない履歴は「問題なし」と埋めず、不明なままで引き受けられるかを考えましょう。

動くという説明だけで、点検済みとは考えない

NITEは2022年の注意喚起で、製造からの経過、破損・変形・異常動作、説明書や付属品、修理・改造の履歴等を確認するよう呼びかけています。何を、誰が、いつ確かめたのかを、販売者へ尋ねます。

冷蔵庫・洗濯機で販売者へ聞くこと
確認項目具体的に聞く内容
動作冷却、給排水・脱水等、どの運転を確認したか。異音・異臭・水漏れがないか
部品と外観コードやプラグ、扉・ふた、ホース等の傷みと付属品の有無
清掃・整備清掃だけか、部品点検や交換もしたか。作業者や記録はあるか
修理履歴メーカー等が対応したか、不明な改造等がないか

「清掃済み」と「安全面を含めた整備済み」は同じ説明ではありません。自分で内部を分解して確かめるのではなく、販売者が提供できる情報と対応を比べます。異常が認められる製品を、安いからとそのまま使う選び方は避けましょう。

リコールは、中古でも型番から調べる

購入前に、メーカー等の公式情報で対象かどうかを確認します。

中古では、最初の購入者に届いたお知らせが、新しい持ち主へ届いていない可能性があります。メーカーのリコール案内や消費者庁のリコール情報サイトで、型番・製造番号等を照合してください。対象なら、点検や改修が完了しているかをメーカー等へ確認し、そのまま使わないようにします。

年数だけで必ず買い替えと決める必要はありませんが、古さや使用履歴が修理できるかに関係することはあります。故障時の窓口と対応可否も販売者に聞きましょう。

購入価格に、配送・設置と搬入条件を足して見る

玄関まで運ぶ費用なのか、使える状態への設置まで頼めるのかを分けて確認します。

冷蔵庫や洗濯機の本体寸法だけでなく、玄関、廊下、曲がり角、階段やエレベーターを通れるかを測ります。設置場所の放熱空間、洗濯機の防水パンや蛇口・排水口等の条件も、製品の説明書と販売者の設置条件で確認します。

送料、階段等の追加料金、設置、必要な部材、古い家電の回収がそれぞれいくらかを見積りで確認してください。運べなかったときの返送やキャンセル費用も、決済前に聞いておきましょう。

届いてからの不具合を、誰へいつまでに伝えるかを見る

店舗の保証でも個人間取引でも、保証の範囲や返品等の条件は同じではありません。保証期間、対象となる故障、修理・返品の連絡先と、運搬費の負担を確認してから購入します。

配達時は外観や付属品を確認し、設置・運転は説明書と設置担当者の案内に従います。焦げ臭さ、異音、水漏れ等の異常があれば使い続けず、販売者・メーカー等へ連絡してください。安さに加えて、確認できる状態と、困ったときの対応まで選ぶことが中古家電の比較になります。

この記事の登場人物

蓮のイラスト

蓮21歳

通学やアルバイトの時間を大切にしながら、食費を管理する。

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