ランドセルだけでなく、学校の用品や入学式の服も必要になる入学準備。何から予算を決めればよいのでしょうか。実際の保護者調査では、ランドセル6万~10万円と、その他1万~3万円の組み合わせが最多でした。ただし、先に全部買うと学校の用意と重なる物もあります。調査で費用感をつかみ、学校案内と支払時期で自分の準備額を具体化しましょう。

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保護者調査の費用感を、ランドセルとその他に分けて見る
| 費用の項目 | 最多の価格帯 | 回答割合 |
|---|---|---|
| ランドセル | 60,001~100,000円 | 43.6% |
| ランドセル以外の学用品など | 10,001~30,000円 | 41.1% |
| 同じ回答者の組み合わせ | ランドセル6万~10万円+その他1万~3万円 | 18.8% |
最多の組み合わせを合計すると、およそ7万~13万円の幅になります。これは回答された価格帯の合算で、平均や中央値ではありません。購入額の大きいランドセルをいくらで選ぶかで、ほかの必要品へ回せるお金も変わります。
別の新品ランドセル購入者1,500人の調査では、平均購入額は62,034円でした。こちらで分かるのはランドセルの購入額です。調査の平均を買うべき値段にせず、背負いやすさと実際の販売額、ほかの必要品へ残す予算を見て選びます。
学校が用意する物・指定する物を確認してから買う
入学準備は、学校の案内で必要な品物が具体的になります。ある公立小学校の説明会資料には、全員が同じ物を買う用品と、他の商品でもよい用品が分けて示されています。
| 区分 | 金額・内容 |
|---|---|
| 全員が同一用品を購入 | 5,170円 |
| 他の商品でもよい用品 | 3,630円 |
| この二つの合計 | 8,800円 |
| 別に用意する物 | ランドセル、体操服、上履きなど |
学校が用意するノートなどもあるため、持ち物を先にすべて買うと重複する可能性があります。8,800円はこの学校の用品代の実例で、上の調査へ追加する金額ではありません。自分の学校の案内から、必要な物と購入先を確定するために見ます。
| 区分 | 決めること |
|---|---|
| 学校が配る・まとめて販売する物 | 配付品との重複、申込期限と支払日 |
| 指定条件に合う物を自分で買う | 色・形・数量、手持ちで使える物があるか |
| 家庭で必要に応じて選ぶ物 | 式の服を借りるか買うか、机などをいつ用意するか |
入学前に払う物と、入学後の集金を日付でつなぐ
ランドセルや学校用品、式の服は、購入する実額と支払日を記録します。手持ちや借り物を使う物と、購入する物を分ければ、買う必要のない品まで予算へ足さずに済みます。
入学後の教材や給食などは、学校の通知で金額と集金月を確認します。年間の学習費の統計には、入学準備に関わる費用も入っています。家庭の予算では、品目を一度ずつ数える方が、統計の年間総額に準備費を重ねるより実際の支払予定に近づきます。
就学援助は、説明会を待たず入学前の申請を調べる
新入学用品費などの援助には、入学前に申請して受け取れる制度もあります。金額や認定条件、期限は自治体ごとに違います。2027年4月入学に向けた公表例は次のとおりです。
| 自治体 | 支給額 | 申請期限・支給予定 |
|---|---|---|
| 武蔵野市 | 64,300円 | 2027年1月13日締切/3月上旬支給 |
| 山形市 | 57,060円 | 2026年11月30日締切/2027年2月頃支給 |
住む地域、進学先、所得などの要件を確認して申請します。入学後の援助に改めて申請が必要な場合もあります。購入が秋で支給が春なら、その買い物へ直接使える入金はまだないため、先に払うお金を準備する必要があります。
調査で費用の幅を知り、学校案内で品目を決め、支払日と援助の入金日を並べる。先に一律の金額へ買い物を合わせるより、入学までに自分が用意する現金を把握できます。
出典・調査の範囲
- ベネッセ教育情報:入学準備費用の保護者調査(2026年4月10日公表)
- ランドセル工業会:ランドセル購入に関する調査2026年
- さいたま市立太田小学校:入学説明会資料(用品代の実例)
- 武蔵野市:新小学1年生の入学準備金
- 山形市:就学援助・新入学児童準備金
- 文部科学省:子供の学習費調査の訂正情報・費目
- 文部科学省:就学援助制度
資料確認日:2026年10月21日。ベネッセ調査は2026年1月28日~2月2日、アプリ利用保護者1,274人。費用は小1~小6の保護者・無回答除外で、設問別人数は公表されていません。公立だけ・同一入学年度の調査ではありません。約7万~13万円は60,001+10,001=70,002円から100,000+30,000=130,000円の価格帯合算。ランドセル工業会の新品購入者1,500人は別調査。学校用品は5,170+3,630=8,800円。自治体援助は各地域の制度です。
この記事の登場人物

千尋35歳
学校の支払いや備蓄品を、時期を見ながらそろえる。

陽菜9歳
絵を描くのが好きな小学生。

律6歳
家族と一緒に台所に立つのが好き。