
端末代の分割払いが残っていても、通常は通信会社を乗り換えられます。今のスマホを使い続けるなら、端末代は買った先へ、新しい通信料は乗り換え先へ。それぞれの契約に沿って、二つの支払いを続ける形です。完済するまで回線を変えられない、ということではありません。
目次 +
乗り換えた後は、端末代と通信料の支払先が分かれる
| 支払先 | 払うもの | いつまで |
|---|---|---|
| 端末を分割購入した先 | 残っている端末代 | 完済まで。返却特典等を使う場合はその条件に従う |
| 新しい通信会社 | 乗り換え後の通信・通話料等 | 新しい回線契約を利用する間 |
SIMを変えても、端末の分割払い契約が新しい会社へ移ったり、残額が消えたりするわけではありません。SIMは通信契約の情報を使うためのカード等のことです。端末代が残る間は、旧購入先の請求を止めず、新しい回線の支払いも設定します。同じ銀行口座やカードから引き落とされる場合も、契約と明細は別に確認します。
公式の解約案内でも、残額は解約後も引き続き支払い、一括精算は希望した場合の別の手続きとされています。回線を変えただけで全額一括請求になると決めつけず、残額・残り回数・解約後の割引の扱いを確認しましょう。
今の端末で新しい回線が使えるか、申込前に確かめる
新しい会社の動作確認端末一覧で、同じ機種名だけでなく型番まで照合します。使う周波数や通話機能への対応、SIMカードの大きさ、端末に契約情報を書き込むeSIMへの対応を確認します。
別の会社のSIMを使えなくする「SIMロック」がある端末は、解除の要否と完了を確認します。自動で解除設定を進める会社もありますが、手元の端末で終わっているかは別です。乗り換え先の公式案内で利用可能と確かめてから申し込み、開通後は案内に沿って通話と通信を試します。
使い続けるか、返すかで確認することが違う
返却プログラムに入っていても、乗り換えたら自動で返却・支払い免除になるわけではありません。
| 選択 | 先に確かめたいこと |
|---|---|
| 今の端末を使う | 新しい会社での動作確認、端末の対応、必要な設定、残額の支払予定 |
| 返却して別の端末へ | 加入したプログラム名、返却申込と到着期限、査定条件、利用料等 |
| 残額をまとめて払う | 一括精算方法、返却特典が使えなくならないか、支払う時期 |
| 新しい端末も分割で買う | 旧端末と新端末の支払いが重なる期間、各社の請求先 |
返却プログラムには、回線を解約した後も所定の条件で利用できるものがあります。一方、返却の申込みや所定の査定が必要で、利用料・返却時期などにより負担が変わります。加入時期や機種による条件を、自分の契約で確かめてください。単に端末を送れば残額すべてがなくなる、という理解では進められません。
最後の通信料と、その後の端末代を追えるようにする
解約直後の請求と、端末代の継続請求は分けて確認すると、二重請求かどうか判断しやすくなります。
利用月と引落月にはずれがあります。解約月の利用料金が翌月に請求される契約もあり、カード払いならカード会社の引落しまでさらに時差があります。元の会社と新しい会社から同じ月に引落しがあっても、それだけで重複請求とは限りません。
乗り換え前に、旧会社の会員ページへ入る方法、登録メールアドレス、請求明細の保存方法を確認します。使わなくなる携帯メールだけが連絡先だと、後から確認しづらくなります。支払口座やカードも、最終請求や残額を確認する前に止めないようにしましょう。
乗り換えを決める前に、三つの情報を手元へ
「端末の残額」「返却しない場合の支払い」「返却する場合の条件」が分かってから、新しい契約の料金と並べます。
サポートへ尋ねるなら、「回線だけを他社へ変え、端末は使い続けたい。解約後の機種代金と支払方法を教えてください」と目的を具体的に伝えると確認しやすくなります。返却予定なら、加入プログラム名と購入時期を添え、申込期限・追加負担・査定が通らない場合を確認します。
今の端末を使えるなら、新しい端末の購入を同時に決める必要はありません。使い勝手と残額を把握したうえで、通信の契約と端末の選択を順に決めると、月額の小ささだけに引っ張られにくくなります。
出典・確認した条件
資料確認日:2026年10月23日。返却プログラムの具体的な利用料や機種別条件は加入時期等で異なるため、本人の契約確認へつないでいます。
この記事の登場人物

楓20歳
授業とアルバイトの合間に、教材費や趣味のお金をやりくりする。