
開けた缶詰は一律に「何日もつ」と決められません。残すと決めたら、その場で清潔な別容器へ移して冷蔵し、できるだけ早く使いましょう。
缶の賞味期限が先でも、それは開ける前の保存の話です。半分だけ使うときは、残りを料理台に置いたままにせず、保存までを調理の一部にすると迷いにくくなります。
目次
開封したら、賞味期限まで置けるわけではない
密封された状態と、ふたを開けた後では、保存できる条件が変わります。
缶詰の状態と判断
| 状態 | 確認すること |
|---|---|
| 未開封 | 缶の賞味期限と表示された保存方法。 |
| 開封して残った | 開封後の案内を確認。すぐ別容器へ移して冷蔵し、早めに使う。 |
| 開封日や保存状態が不明 | 印字の賞味期限だけで食べられると判断しない。 |
ふたを開けると外から微生物が入るため、食品の種類などによって傷みやすくなります。冷蔵しても、開ける前の長期保存できる状態には戻りません。
開封後の具体的な扱いが商品に書かれていれば、その案内を守ります。表示に日数がないからといって、自分で数日分の期限を足すのは避けましょう。
容器へ移すのは、使い残すと決めたとき
「何時間たったら移すか」ではなく、残す分を先に別容器へ移しましょう。
清潔な道具で取り分ける
食べるために使った箸やスプーンを、残す食品へ戻さないようにします。
残りを保存容器に移す
ガラス・陶器・食品用プラスチックなど、食品の保存に使える清潔な容器を使います。
ふたをして冷蔵する
開封日が分かるようにし、次に使う料理も決めます。
特に果物などに使われる、内面を塗装していないブリキ缶は、開封後に空気に触れるとスズが溶けやすくなります。外から缶の加工を見分けて保存方法を変えるより、使い残しは別容器へ移すと決めておくと扱いやすくなります。
残りの使い道と、次に買う容量を決める
残す量が毎回同じなら、使い切る料理か、より小さい缶を先に決めましょう。
コーンを少量だけ使うなら、残りは次の食事のスープや炒め物に使うなど、早く使う予定を組みます。果物なら、食後に食べる分と残す分を初めに分け、大きな缶を開ける前に食べる人数も確かめます。
料理を決めても、保存状態が悪かった食品を加熱すれば食べられると考えてはいけません。異臭や見た目の異常があるものは口にせず、保存状態が分からず不安なものも無理に使わないでください。
一度に使う量が少ないなら、小容量の缶や一食分の商品を選ぶ方法もあります。容量当たりの価格だけでなく、開けた後に食べ切れる量と、保存する手間まで含めて選びましょう。