二人分の服があるクローゼットの前で収納場所を考える紗良

同棲を始めて二人の服を入れたら、クローゼットがいっぱい。収納ケースを買い足したくなりますが、置き場所が決まらないまま増やすと、かえって出し入れが難しくなることもあります。今着る服は自宅で取りやすく、季節外の服は別の保管場所も候補に。宅配型収納や屋内トランクルームを使えば、捨てたり家具を増やしたりせず、家の収納を空ける方法もあります。

目次
  1. 量を減らす前に、誰が何を入れているかを分ける
  2. 季節外の服は「送って預ける」「自分で取りに行く」も選べる
  3. 二人で同じ幅にするより、必要な使いやすさを相談する
  4. よく使う物は取りやすく、重い物は低い場所へ
  5. 買う前に測るのは、収納の内側と扉の開き方
  6. 一週間の暮らしで、戻しやすいかを確かめる
  7. 出典・確認した条件

量を減らす前に、誰が何を入れているかを分ける

服の持ち主に確認せず捨てず、私物・共用・一時保管を分けて全体を見ます。

二人の服だけでなく、寝具、スーツケース、掃除用具などが同じ場所へ入っていませんか。まず中にある種類を書き出し、服に使える場所を確かめます。片方の持ち物が多い場合も、勝手に減らすのではなく、必要な仕事着や大切にしている物を聞きます。

今着る服、季節外、冠婚葬祭など出番が限られる服、手放すか保留中の物へ分けると、毎日使う物が見えやすくなります。保留は持ち主と見直す日を決め、収納の奥へ際限なく追加しないようにします。

季節外の服は「送って預ける」「自分で取りに行く」も選べる

出番が次の季節なら宅配型、途中でも自分で取り出したいなら近くの屋内トランクルームが候補です。毎日の仕事着は自宅へ残しましょう。

二人の服をどこへ置くか
方法・向く服取り出しやすさと費用の見方
自宅に残す
今着る服・急に必要になる礼服
すぐ使える。ケースを買う前に、今使う服の範囲と空間を整理する。
宅配型収納
次の季節まで使わない服
箱へ詰めて送り、必要になったら配送を頼む。月額に加え、取り出し送料・短期で取り出す追加料金を確認。手元に届く日数が必要。
屋内トランクルーム
時々取り出すコート・衣装
契約した収納スペースへ自分で運ぶ。自宅からの距離・入館できる時間・運ぶ手段、月額と初期費用を確認。

宅配型の公表例では、写真なし・箱ごと管理する通常プランが1箱月330円、箱ごとの取り出しが1100円です。写真で服を管理する通常プランの掲載例は1箱月394円、服単位での取り出しは1梱包880円からで、大きさにより変わります。いずれも税込、2026年10月23日確認の同じ事業者の例で、全国の相場ではありません。

預けてすぐ戻すと、別の料金がかかる契約もあります。月額だけでなく、預けたい箱数と期間、何回・どの単位で取り出すかを料金表へ当てはめて、送料込みの見積もりを比べましょう。宅配型は配送待ちがあるため、急な面接で着る服などを全部預けないほうが安心です。

屋内型も、すべてが同じ保管環境ではありません。見学して空調・湿気・清潔さを確認し、夜に取りに行けるか、ハンガーで掛けられるか、実際に服を運べるかを確かめます。自分で出し入れする屋内型には取り出し手数料のない公表例もありますが、交通費や初期費用、解約予告の期限まで含めて検討してください。

どちらも、洗って十分に乾かした服を預けるのが基本です。革・毛皮などの高価な衣類や、型崩れさせたくない服は、預けられる素材、畳むか掛けるか、補償の上限を先に確認します。保管場所へ任せれば汚れや湿り気が解消するわけではありません。

二人で同じ幅にするより、必要な使いやすさを相談する

場所の公平さは、半分ずつの幅だけでなく、服の種類・使用頻度・手が届く位置から考えられます。

2024年3月7〜12日に行われた、同棲している19〜29歳男女428人へのインターネット調査では、住まい探しで家具の配置や生活の動きをすり合わせることも重視されていました。収納量の全国平均を調べた結果ではありませんが、二人がそこでどう暮らすかを先に話す手掛かりになります。

長いコートを掛ける場所が必要な人と、畳む服が多い人では必要な空間が違います。一人の仕事着が取り出しにくいなら、同じ幅だから公平と決めず、朝の動きも見て入れ替えましょう。

クローゼットの中を分ける相談表
分ける軸二人で決めること
持ち主各自の服・共用物の境目。人の場所へ入れる前の確認
今の使い方今季よく着る物、季節外、出番の少ない物の場所
掛ける・畳む型崩れやしわに配慮し、服に合うしまい方を選ぶ
毎朝の動き同時に開ける扉、引き出し、人が立つ位置が重ならないか
戻す作業洗濯後どこへ戻すか。持ち主にしか分からない分類になっていないか

よく使う物は取りやすく、重い物は低い場所へ

使う頻度と安全を優先し、服を出すために毎回ほかの箱を動かさない配置を試します。

収納用品メーカーの公式案内では、出し入れしやすい中段へ頻繁に使う物、上段へ軽く出番の少ない物、下段へ重い物などを配置する考え方を示しています。二人の身長や動作に合わせて、そのまま手が届くかを見ましょう。

掛けた服の下へケースを入れるなら、服の裾と引き出しが干渉しないかを確認します。高い棚に重い物を詰め込まず、収納用品自体の耐荷重も守ります。床から服を探すために何段も積み替える配置なら、量より置き方を先に変える余地があります。

買う前に測るのは、収納の内側と扉の開き方

幅・奥行き・高さだけでなく、扉の開口部と引き出す空間まで測ります。

クローゼットの内側には収まっても、折れ戸の裏で引き出しが開かないことがあります。開けた扉の位置、棚やハンガーパイプの高さ、収納ケースを引き出した時に人が立てるかまで確かめます。架空の標準寸法ではなく、自分の収納を測った値で商品を選びましょう。

二人の服をひとまず今ある場所へ仮置きし、足りない機能を見つけてから買います。小物が混ざるなら仕切り、奥の物が見えないなら分類や配置の変更など、必要な物は一つとは限りません。買い足すと部屋の床が狭くなる場合は、部屋全体で考え直します。

一週間の暮らしで、戻しやすいかを確かめる

服が床へ戻ってくるなら、気合いより「しまう動作が多くないか」を見直します。

細かすぎる分類や、毎回上の箱をどける仕組みは続きにくいかもしれません。朝着替える時と、洗濯後に戻す時に二人で試し、困る場所を一つずつ直します。相手の服を毎回直す役になっているなら、その作業も相談できます。

季節が変わる、仕事着が変わるなど、服の必要量も動きます。最初の取り分を固定せず、二人が使って戻せる場所を更新していくことが、収納用品を増やし続けない工夫になります。

この記事の登場人物

紗良のイラスト

紗良23歳

仕事帰りの買い物を手軽にしながら、自分に合う節約を探す。

次に確認したいこと

「今の部屋で心地よく暮らす」の記事を探す

← 同棲・二人暮らしの記事一覧へ