それぞれのメモと共通のノートを見て、支払いを話し合う二人

食べる量が違う二人は、食費を一律に折半する前に、共同の買い物と個人の購入を分けてみましょう。

自炊、外食、お酒まで一つの「食費」にすると、何に負担を感じているのか見えにくくなります。まず共同で払う範囲を決め、そのうえで量や好みの違いをどう反映するかを話し合います。

目次

食費平均は、二人で精算する範囲とそろえて見る

2025年の東京都の二人勤労者世帯では、外食を含む食費は月平均9万4,840円でした。

東京都の二人勤労者世帯・2025年の1世帯当たり月平均

費目支出額
食費(外食込み)9万4,840円

世帯主が会社などに雇われて働く世帯の平均で、若い同棲カップルだけを調べた金額ではありません。同じ二人暮らしでも、地域や年齢、外食や自炊の頻度によって支出は変わります。

平均額をそのまま共同財布の予算にする前に、自分たちの食費全体を確認しましょう。一人の昼食や別々の外食を個人負担にするなら、その分も含む食費全体と、二人で精算する共同食費を分けて記録します。

総額が平均より高いか低いかだけでは、折半が公平かは分かりません。共同分に何を入れているか、どの食事で量の差があるかを確かめてから、負担を調整します。

自炊・外食・お酒を、同じルールでまとめない

二人とも使う食材と、片方だけが選ぶものを分けると、共同食費の範囲を決めやすくなります。

共同と個人を分ける整理案

共同にする例個人にする例
二人で食べる食材一人分だけの昼食
共通の調味料片方だけのお酒・お菓子
一緒に行く外食別々に行く飲み会

これは正解を決める表ではなく、話し合いの出発点です。たとえばお酒を二人で楽しむなら共同にする方法もあります。反対に、片方だけの高価な食材は、買う前に共同負担にするか確認すると行き違いを減らせます。

外食では、会計をどう分けるかに加え、追加注文や飲酒分を別にするかも決めます。注文した後に初めて精算方法を話すより、店に入る前などに共有しておくと落ち着いて決められます。

量の差は、負担を感じている費目から調整する

食べる量の差が気になるなら、まず何を多く使っているかを具体的に話しましょう。

「自分ばかり払っている」だけでなく、主食の量、お弁当の持参、帰宅後の追加の食事など、負担の理由を分けてみます。食費全体を細かく測り直す必要があるかも、二人で判断しましょう。

共同の食材はそのまま分け、量の差が大きい主食だけ負担を調整する方法もあります。共同食費の負担割合を変える方法や、追加分を個人で買う方法も選択肢です。特定の割合を、すべての二人に当てはめることはできません。

金額だけでなく、買い出しや調理、片付けの担当も確認します。家事を多く担っている側へ、精算の管理まで当然に任せると負担が偏りやすいため、記録と確認も含めて担当を決めましょう。

買い出し前に、予定と在庫を共有する

予算を決めても、食べる予定と在庫が共有できていなければ、重複購入や使い残しにつながります。

共同の買い物を決める流れ
  1. 食事の予定を共有する

    家で食べる日、別々に外食する日、お弁当が必要な日を確認します。

  2. 在庫と買う物を確認する

    冷蔵庫の中を見て、必要な食材と個人で買う物を分けます。

  3. 購入と立替えを記録する

    共同分だけ分かるようにし、決めた日にまとめて精算します。

買い物メモは、もう一方も確認できる形にします。レシートに共同分と個人分が混ざる場合は、共同分に印を付けるなど、後から分かる記録を残しましょう。

消費者庁も、必要な分だけ買い、食べ切れる量を作ることを食品ロス対策の基本に挙げています。食べる量が多い側に合わせて毎回全員分を増やすより、実際に食べる予定と保存できる量で調整しましょう。

精算日と、ルールを見直すきっかけを決める

細かな正しさを毎回争うより、二人が確認でき、無理なく続けられる精算方法を選びましょう。

共同用の予算を先に入れるか、立替えた分を後で精算するかを決めます。どちらの場合も、対象期間、精算日、残金の繰越し、予算を超えそうなときの連絡方法を共有しておきましょう。

外食が増えた、在宅勤務になった、お弁当を持参するようになったなど、食生活が変われば負担も変わります。決めた割合を守ることだけを目的にせず、明細と実際の食事を見ながら調整します。

まずは共同にする範囲を短いメモにまとめ、次の精算日に使いにくかった点を振り返りましょう。お金の記録だけでなく、二人が納得して食事を続けられるかを確認することが大切です。

出典

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