玄関の内側で目線を合わせ、連絡方法について慎重に話す千尋と陽菜

小学生になったから、一人で留守番できるでしょうか。学年が上がっても、子どもによって不安やできることは違います。年齢だけで安全とは決めず、本人の気持ち・対応力・家の環境・大人の支援を合わせて判断します。

目次
  1. 留守番を始めた年齢は、調査では6歳が最多
  2. 本人が不安なら、留守番を見送る選択もある
  3. 来訪者にはドアを開けず、電話でも留守を知らせない
  4. 窓やベランダは、注意する約束だけに頼らない
  5. 緊急連絡は、子どもが実際に使える形にする
  6. 留守番が難しい日は、預け先を探す判断でよい
  7. 出典・確認した条件

留守番を始めた年齢は、調査では6歳が最多

2025年の調査では、初めて小学生の子どもだけで留守番をさせた年齢は、6歳が23.4%で最も多く、次いで8歳、7歳でした。小学校の低学年から始める回答が目立ちますが、実際に始めた年齢と、安全に任せられる条件は分けて考えます。

初めて小学生の子どもだけで留守番をさせた年齢
6歳23.4%
7歳17.4%
8歳19.7%
9歳15.2%
10歳14.4%
11歳6.7%
12歳2.4%
その他0.8%
パナソニック調べ。2025年6月20〜24日、首都圏の小学1〜6年生と同居する25〜50歳の男女800人を調査。この質問は留守番経験がある745人の単一回答。全国の全家庭の割合ではありません。

「同じ年齢の子がしているから」と急いで決めず、これから挙げる連絡・来訪者・火災や地震への対応を、自分の家で確認していきましょう。

本人が不安なら、留守番を見送る選択もある

怖さや体調の変化を我慢させて、一人で過ごすことを成長の証明にしないでください。

電話を使えるか、外部の人に家族の不在を伝えないか、困ったら大人を呼べるかを、言葉で答えるだけでなく一緒に確認します。未就学児には、大人が一緒に過ごせる預け先や見守りを用意します。きょうだいがいても、小さい子の世話を小学生へ任せれば安全になるとは考えず、大人が見守る方法を探します。

来訪者にはドアを開けず、電話でも留守を知らせない

警視庁は、留守番中はできるだけ外部との接触をなくすよう、具体的な指導を案内しています。宅配や知人を名乗る人が来ても、子どもだけでドアを開けない約束をします。

予定のない来訪は応対せず保護者へ連絡する等、子どもが迷わない方法を決めます。鍵をなくした場合の連絡先も用意し、郵便受けや玄関付近に鍵を隠す方法には頼らないでください。

留守番を考える前に確認すること
場面親子で確認する行動
大人へ連絡したい端末の操作と充電、主な連絡先、つながらないときの次の相手
訪問・電話ドアを開けない。家族の不在や帰宅予定を相手に伝えない
火やけむり・強い揺れ危険な場所へ近づかず安全確保し、大人や緊急窓口へ助けを求める
けが・体調不良我慢せず連絡する。大人がすぐ対応できるか確認
外へ出る必要がある安全に行ける場所と、頼れる大人を事前に確認

窓やベランダは、注意する約束だけに頼らない

消費者庁は、窓・ベランダからの転落を防ぐため、補助錠や足場になる物を置かない対策を呼びかけています。子どもへ注意を言うだけでなく、大人が危険へ近づきにくい環境を整えます。

窓やベランダのそばの家具、椅子、室外機等が足場にならないか見ます。網戸は転落を防ぐ柵ではありません。火を使う調理や危険な器具を子ども任せにせず、必要な食べ物等は安全に扱える形で準備します。

緊急連絡は、子どもが実際に使える形にする

保護者が連絡を受けられることと、すぐ助けに行ける大人がいることを確かめます。

110番・119番が必要な状況と、自宅の場所を伝える方法も親子で確認します。電話の連絡先は登録だけでなく、端末が使えない場合の手がかりも残します。大人が会議や移動で長く連絡不能になるなら、その間を子どもの判断だけで埋めないでください。

留守番が難しい日は、預け先を探す判断でよい

学童、自治体の一時預かりやファミリー・サポート等、年齢と利用条件が合う支援を確認できます。

登録や予約が必要なサービスは、必要な当日に初めて申し込むのでは間に合わないことがあります。利用できる曜日、送迎、急な変更時を確認しましょう。以前できた経験も、その日の体調・時間帯・天候まで保証するものではありません。家族の都合だけで決めず、その日に安全に過ごせる見通しが立たなければ、留守番を見送れます。

この記事の登場人物

千尋のイラスト

千尋35歳

学校の支払いや備蓄品を、時期を見ながらそろえる。

陽菜のイラスト

陽菜9歳

絵を描くのが好きな小学生。

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