
小学生になったから、一人で留守番できるでしょうか。学年が上がっても、子どもによって不安やできることは違います。年齢だけで安全とは決めず、本人の気持ち・対応力・家の環境・大人の支援を合わせて判断します。
目次 +
留守番を始めた年齢は、調査では6歳が最多
2025年の調査では、初めて小学生の子どもだけで留守番をさせた年齢は、6歳が23.4%で最も多く、次いで8歳、7歳でした。小学校の低学年から始める回答が目立ちますが、実際に始めた年齢と、安全に任せられる条件は分けて考えます。
「同じ年齢の子がしているから」と急いで決めず、これから挙げる連絡・来訪者・火災や地震への対応を、自分の家で確認していきましょう。
本人が不安なら、留守番を見送る選択もある
怖さや体調の変化を我慢させて、一人で過ごすことを成長の証明にしないでください。
電話を使えるか、外部の人に家族の不在を伝えないか、困ったら大人を呼べるかを、言葉で答えるだけでなく一緒に確認します。未就学児には、大人が一緒に過ごせる預け先や見守りを用意します。きょうだいがいても、小さい子の世話を小学生へ任せれば安全になるとは考えず、大人が見守る方法を探します。
来訪者にはドアを開けず、電話でも留守を知らせない
警視庁は、留守番中はできるだけ外部との接触をなくすよう、具体的な指導を案内しています。宅配や知人を名乗る人が来ても、子どもだけでドアを開けない約束をします。
予定のない来訪は応対せず保護者へ連絡する等、子どもが迷わない方法を決めます。鍵をなくした場合の連絡先も用意し、郵便受けや玄関付近に鍵を隠す方法には頼らないでください。
| 場面 | 親子で確認する行動 |
|---|---|
| 大人へ連絡したい | 端末の操作と充電、主な連絡先、つながらないときの次の相手 |
| 訪問・電話 | ドアを開けない。家族の不在や帰宅予定を相手に伝えない |
| 火やけむり・強い揺れ | 危険な場所へ近づかず安全確保し、大人や緊急窓口へ助けを求める |
| けが・体調不良 | 我慢せず連絡する。大人がすぐ対応できるか確認 |
| 外へ出る必要がある | 安全に行ける場所と、頼れる大人を事前に確認 |
窓やベランダは、注意する約束だけに頼らない
消費者庁は、窓・ベランダからの転落を防ぐため、補助錠や足場になる物を置かない対策を呼びかけています。子どもへ注意を言うだけでなく、大人が危険へ近づきにくい環境を整えます。
窓やベランダのそばの家具、椅子、室外機等が足場にならないか見ます。網戸は転落を防ぐ柵ではありません。火を使う調理や危険な器具を子ども任せにせず、必要な食べ物等は安全に扱える形で準備します。
緊急連絡は、子どもが実際に使える形にする
保護者が連絡を受けられることと、すぐ助けに行ける大人がいることを確かめます。
110番・119番が必要な状況と、自宅の場所を伝える方法も親子で確認します。電話の連絡先は登録だけでなく、端末が使えない場合の手がかりも残します。大人が会議や移動で長く連絡不能になるなら、その間を子どもの判断だけで埋めないでください。
留守番が難しい日は、預け先を探す判断でよい
学童、自治体の一時預かりやファミリー・サポート等、年齢と利用条件が合う支援を確認できます。
登録や予約が必要なサービスは、必要な当日に初めて申し込むのでは間に合わないことがあります。利用できる曜日、送迎、急な変更時を確認しましょう。以前できた経験も、その日の体調・時間帯・天候まで保証するものではありません。家族の都合だけで決めず、その日に安全に過ごせる見通しが立たなければ、留守番を見送れます。
出典・確認した条件
資料確認日:2026年10月22日。
この記事の登場人物

千尋35歳
学校の支払いや備蓄品を、時期を見ながらそろえる。

陽菜9歳
絵を描くのが好きな小学生。