
子どもの物はすぐ小さくなるから、ヘルメットも大きめを買いたくなるかもしれません。でも、頭に合わず動いてしまう物では、必要な位置を守れない心配があります。年齢や「来年も使えるか」だけで選ばず、今の頭囲と頭の形に合うものを試着して選びましょう。
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頭囲を測り、製品ごとの対応サイズを見る
頭囲は候補を探す目安にし、同じサイズ表示でも実際のかぶり心地を確かめます。
まず候補のメーカーが案内する方法で、子どもの頭の周囲を測ります。メーカー・モデルごとの対応頭囲を見て候補を選び、対象年齢だけで決めないことが大切です。頭の形も違うため、数字が範囲内なら必ず合うというものではありません。
オージーケーカブトは、実際に子どもへかぶせ、頭の形とサイズを確認するよう案内しています。サイズ調整機構が付いていても、対応範囲を超える大きさを無理に締めて使うためのものではありません。買う前に本人と試せる機会を作りましょう。
試着では、ずれと痛みを子どもと確かめる
取扱説明書に沿って位置・あごひも等を調整したうえで、ずれず、痛くないかを確認します。
| 見るところ | 確認のしかた |
|---|---|
| かぶる位置 | 前後を確認し、製品の案内に沿う位置でかぶる |
| 調整とあごひも | アジャスターやひもを説明書に従って調整。締め忘れがないか見る |
| ずれ | 軽く頭を動かしたとき、大きく動いたり目にかかったりしないか |
| 圧迫と痛み | こめかみ等の当たり、きつさ、あごの不快感を子どもに聞く |
「痛いけれど我慢して」「大きいけれどそのうち合う」は避け、別のサイズや形も試します。好きな色や柄を選ぶ楽しさは残しつつ、合う候補の中から本人に選んでもらうと、使う気持ちも尊重できます。
安全表示は、ロゴだけでなく用途まで読む
東京都の2024年6月の注意喚起は、頭のサイズに合う物を選び、安全基準への適合を確かめるよう呼びかけています。「自転車用の基準か」を確認し、CE等の記号だけで安全性を決めつけないでください。
東京都の資料では、SGやJCFのマーク、JISの規格、自転車用の欧州規格EN1078に関わるCE表示等が挙げられています。一方、同じCE表示でも、軽作業用のEN812では衝撃吸収性が異なると注意しています。商品説明や表示にある適用規格と用途まで見ましょう。
表示が確認できない、説明が曖昧という場合は販売店やメーカーへ問い合わせます。適合表示があっても、サイズが合わない、正しくかぶれていない状態を補えるわけではありません。表示と装着の両方を確かめて選びます。
成長で合わなくなる時と、衝撃を受けた時は別
成長してきつくなった、調整しても収まらない、ずれる。そんな変化があれば、今のサイズで使い続けてよいかを見直します。転倒等で大きな衝撃を受けた物は、見た目がきれいでも、そのまま使い続けないでください。
オージーケーカブトは、一度でも大きな衝撃を受けたヘルメットを使用しないよう案内しています。内部の衝撃吸収材は、外から見える傷だけで状態を判断できません。落車等の後は、子どものけがへの対応を優先したうえで、メーカーの指示に従って交換を判断します。
同社は使用開始後3年を目安に買替えも勧めています。これは同社の使用目安で、3年まで安全を保証する期限ではありません。成長や損傷による交換が先になることもあります。購入日と使い始めた日を控え、手元の製品の説明書を確認しましょう。
使うたびに、子どもと短く確認する
かぶる位置、ひも、ずれを出発前に一緒に確認し、痛みや違和感を言いやすくします。
購入時に合わせても、ひもや調整部分が動いていないかを確かめます。本人が「きつい」「動く」と言ったら、かぶるのを嫌がっているだけと片付けず、実際の当たりを見直してください。
ヘルメットを着ければ事故の危険がなくなるわけではありません。自転車に乗る場所や交通ルールへの配慮と合わせて使う道具です。まずは今の頭囲を確認し、本人がかぶった状態で店員等にも見てもらうところから始めましょう。
出典・確認した範囲
資料確認日:2026年10月22日。
この記事の登場人物

千尋35歳
学校の支払いや備蓄品を、時期を見ながらそろえる。

陽菜9歳
絵を描くのが好きな小学生。